【太りすぎ・痩せすぎは危険!】病気知らずの長生きしやすい自分の適性体重を目指そう!
私たちの体力や栄養状態など、身体を知るうえで重要な指標となる体重。
皆さまの現在の体重は果たして適正体重なのでしょうか?
また、適正体重を目指すことは今後の健康にも関わります。ぜひ現在の体重を計測して、適正なのかを確認してみましょう。
適正体重を知ろう
人それぞれ身長が違うことから、BMIという世界共通の指数で今回はお話します。
ではご自身の体重でBMIを計算してみましょう!
BMIをもっと詳しく!
BMIは『Body Mass Index』の略称で体格指数を表します。
このBMIは肥満度を表す数値として国際的に用いられている、世界共通の指数です。
BMI計算方法
体重(㎏)÷身長(ⅿ)÷身長(ⅿ)=BMI
例)身長160cm 体重57㎏の方であれば
57(㎏)÷1.6(m)÷1.6(m)=22.3(BMI)
例の方のBMIは22.3となります。
BMIの判断基準
上記でご紹介した計算方法は世界共通ですが、肥満の判断基準は国によって異なります。
WHO(世界保健機構)の基準ではBMIが30以上を『肥満』としています。
日本では、日本肥満学会の定めた基準があり、以下の通りとなっています。
BMI18.5未満 | 低体重(やせ) |
BMI18.5以上25未満 | 適正体重 |
BMI25以上 | 肥満 |
BMI25以上が肥満となり、その度合いによってさらに『肥満1から肥満4』に分類されます。
肥満の基準が違うのはなぜ?
日本の判定がWHO基準に比べて、低い数字を肥満と定義しています。
日本は欧米諸国ほどの著明な肥満者は少ないですが、BMI25以上でも肥満に関連する疾患が多いからです。
健康的なBMI
先ほどご紹介した表で適正体重は、BMI18.5以上25未満とされていますが、その中でもBMI22が最も病気になりにくく、長生きしやすい体重とされています。
体重計の数字だけで判断するのではなく、BMIでご自身の適正体重を見るようにしてみましょう。
判定基準が肥満だと…
先ほどの判断基準で『BMI25を超える肥満』だと、どのようなリスクがあるのでしょうか?
BMI25を超えると、脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、さらにBMI30を超えると高度肥満として積極的な減量治療を要します。
脂質異常症
血液中の脂肪分(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる、または少なすぎる状態
糖尿病
血糖値(血液中に含まれるブドウ糖)が慢性的に高くなる病気
高血圧
一般的には血圧計で測定し、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態
※内臓脂肪の蓄積は必ずしもBMIと相関しないため、メタボリックシンドロームの診断基準にはならないこともあります。メタボリックシンドローム予備軍を探すために、特定健診・特定保健指導の基準にはBMIが採用されています。
判断基準が低体重だと…
反対に先ほどの判断基準でBMI18.5未満の低体重(やせ)』だと、どのようなリスクがあるのでしょうか?
肥満のリスクは有名ですが、低体重も健康に対してさまざまなリスクが考えられます。
- 甲状腺ホルモンがでにくくなる
- 体力がない(疲れやすい)
- 体温が上がりくい
- 月経不順(女性)
- 低栄養から免疫力を弱める
- 骨粗しょう症
- 低身長
- うつ病などの精神疾患
- がんや心疾患などの病気
など…
この様に低体重は健康を考えるとオススメは出来ません。特に女性では「体重を気にしてしまう」という方も多く、シンデレラ体重や美容体重を参考にされている方もいます。
これは世界的にファッションショーや雑誌に登場するモデルは「痩せていることが美しい」とする傾向から始まり、モデルの摂食障害などの健康問題が一時期話題になっていたこともあります。
今ではBMI18.5未満のモデルを禁止にする国も多くなってきています。
理想の見た目とのギャップ
実際に理想の体型と体重は比例していないことが多くあります。
スラっとした体型の方でも筋肉が付きメリハリのある体型の場合、筋肉がついていることで想像よりも体重が重たいこともあります。
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