「塩分は控えたい」だけど身体に欠かせない!身体に良い塩はないの?
塩分や塩と聞くと高血圧などの病気のイメージが増え、減塩調味料などの注目が高まっていますよね。
実際に日本人の食塩摂取量の平均値は、
- 男性10.9g/日
- 女性9.3g/日
となっており(※令和元年(2019)国民健康・栄養調査より)現在でも日本人は塩分を摂り過ぎと言われているのです。
厚労省から示されている食塩摂取目標は
- 男性7.5g未満
- 女性6.5g未満
高血圧予防ではさらに少なく6g未満とされています。
ですが塩は体には必要なミネラルの1つであることには変わりありません。
今回は「体にいい塩」について考えてみましょう。
なぜ、塩は体に悪いと言われ始めたのか
1960年代にアメリカのL.K.ダール博士が、日本人の塩分摂取量と高血圧発症についてと塩分摂取量の少ない太平洋のマーシャル諸島の人々やアラスカのイヌイットの人々と比べて発表した論文が大きく影響していると言われています。
この頃の鹿児島など南日本の塩分摂取量は1日13~14gで、高血圧の発症率が約20%、青森などの東北地方は1日27~28gと摂取して、高血圧発症率40%という結果がでました。
そのため塩分こそ高血圧や脳卒中の発症原因と言われ、塩分の摂りすぎは体に良くないと言われ始めたのです。
塩にも長所と効能とは
体に悪いと言われ始めた塩ですが、私たちにとってなくてはならないミネラルです。
それでは、塩の効能についてご紹介します。
料理に対しての効能
- 塩味を引き出す
- 食材の殺菌作用がある
- 肉や魚のうまみを引き出す
人体に対しての効能
- 体を温める
- 体液を保つ(血液、リンパ液、細胞内液などの浸透圧を一定に保ち、水分の代謝や体液のpHを維持)
- 神経の興奮の伝達に関与する
- 筋肉の収縮作用に関与する
- 胃液などの消化液の材料になる
- 体内の解毒作用
などがあげられます。
塩も長所がたくさん。バランスが大切ですね。
おすすめの塩
今回身体に良い塩としてご紹介したいもの…それは『麹』です。
麹に塩と水を加えて発酵させた塩麴は一時期ブームになったので、一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。
塩麴に鶏肉を漬け込み、片栗粉をつけて揚げる塩麴唐揚げなど、手軽においしくできる万能調味料として使うことができます。
使いやすさの他にも注目されたのは「酵素の力」です。
酵素の力
塩麴や醤油麹などの発酵調味料の中にある麹菌にはプロテアーゼという酵素が含まれます。
プロテアーゼはたんぱく質を分解するので、お肉などのやわらかさがアップしでんぷんをブドウ糖に変えて穏やかな甘みを引き出す効果もあるのです。
麹菌により発酵が進むことでビタミンB1,B2,B6,パントテン酸などの、もとの素材にはない栄養成分が増加することも!
麹によって生み出されるアミノ酸の1種にGABA(ギャバ)があり、ストレス軽減効果としても知られていますが、他にも血圧を下げ中性脂肪やコレステロールの増加を抑える働きも期待できます。
塩麴には活性酸素を中和して、細胞にサビがつかないようにする効果があり、細胞にサビがつかないようにすることで若々しさも保てるのです。
- 疲労回復
- 免疫力アップ
- 腸内環境を整える
- 美容効果
と、塩麹は万能調味料なのです。
塩麹の力を生かす
体に塩麴の力を活かすためのポイントです。
ポイント | |
毎日食べること | 腸内環境を整えるのは毎日食べることが理想です。ストレスなどちょっとしたことでも腸内細菌のバランスは崩れます。 善玉菌を増やすには毎日食べることが大切です。 |
朝食を摂ること | 実は、睡眠中に腸内で悪玉菌が増える傾向にあるのです。胃腸が空っぽの朝は麹の力が届きやすいメリットがあり、善玉菌を増加させて腸内環境をよくしましょう。 |
塩麴は「生」がいい | 塩麴に漬け込んだお肉など、火を通してから食べるメリットもありますが、塩麴に含まれている酵素は60℃以上の加熱で破壊されてしまいます。 酵素も摂りたい場合は生で食べることです。塩麴漬けやソース、ドレッシングに使うのはいかがでしょうか。 |
野菜と摂る | 食物繊維やビタミン、ミネラルが一緒に摂れることで相乗効果で腸内環境が整います。 塩麴に好きな野菜を混ぜて召し上がりましょう。 |
塩麴の作り方
- 塩…60g
- 米麹…1袋(200g)
- 水…200~250㏄
塩麹は10~14日で作ることができます。
作り方は簡単!容器に全ての材料を入れ混ぜ、発酵を均一にするため毎日1日に1回は混ぜ、10~14日間置いて完成です。
時短塩麹の作り方
ご紹介した通り、塩麹を作るとなると10~14日間もの時間がかかります。
早く試してみたいという方は、炊飯器を使って時短塩麹を作ってみましょう!材料は先ほどと変わりません。
- 炊飯器に水と麹を入れる
- 保温を押して1時間待機
- 1時間後、容器に取り出し冷ます
- 冷めたら塩を入れかき混ぜて完成
まとめ
塩麴は食材の旨味も私たちの体の健康効果も引き出す、メリットのある素晴らしい調味料です。
塩麴を作る時は塩にもこだわってみることもオススメです。
他のミネラルも含まれる、海から取れた塩で塩麴を作ってみるのはいかがでしょうか。
健康でいるためには食事はもちろんですが、運動で体を動かすこともとても大切です。
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