これであなたも幸せに?幸せになれるホルモンの正体とは…?
あなたは幸せになれるホルモンをご存知ですか?
人の身体の中には幸せになれるホルモンが存在します。
今回は
- そんな幸せになれるホルモンは何なのか
- 幸せになれるホルモンがあるとどんなメリットがあるのか
- どのようにすれば幸せになれるホルモンを分泌できるのか
をご紹介していきます。是非、最後までご覧ください。
幸せになれるホルモンの正体は○○だった?
幸せホルモンの正体を最初にお伝えいたします。
幸せホルモンの正体は・・・『セロトニン』です。
『セロトニン』は別名で『幸せホルモン』と表現されます。
ですが、セロトニンと言われてピンと来ている方は少ないと思います。
そもそも、ホルモンとは何なのか?をまずは説明していきます。
そもそも、ホルモンとは何なのか?
ホルモンとは・・・
主に、臓器や組織で作られる物質です。血液によって各組織に運ばれ、情報を伝達する役割を担います。
ホルモンは、生命を維持するために必要不可欠な物質です。
ホルモンは100種類以上が身体の中に存在しています。
様々なホルモンが存在していますが、それぞれが少なくなってしまっても、反対に多くなりすぎてしまっても身体に様々な障害が起こってしまいます。
100種類以上の多くのホルモンは身体の各部位で作られています。
次に、主な内分泌臓器とそこから分泌されるホルモンをまとめていきます。
主な内分泌臓器と分泌ホルモン
視床下部
- 成長ホルモン
- ソマトスタチン
- 性腺刺激ホルモン
- 甲状腺刺激ホルモン
- コルチコトロピン
- ドーパミン
甲状腺
- サイロキシン
- トリヨードサイロニン
- カルシトニン
膵臓
- インスリン
- グルカゴン
- ソマトスタチン
下垂体
- 成長ホルモン
- 性腺刺激ホルモン
- 甲状腺刺激ホルモン
- 副腎皮質刺激ホルモン
- プロラクチン
- 抗利尿ホルモン
- オキシトシン
副甲状腺
- 副甲状腺ホルモン
副腎
- コルチゾール
- アルドステロン
- DHEA
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
卵巣
- エストロゲン
- プロゲステロン
上記のように、ホルモンは各器官で分泌されています。
中でも、脳にある下垂体は他の臓器から分泌されるホルモンを調整するという役割を担っています。
下垂体は、前葉と後葉に分かれており、どちらもホルモンを分泌しています。
幸せホルモンはどこで作られる?
脳内のセロトニンは大脳の深い部分にある中脳という部分でつくられています。また、近くにある視床下部によって分泌の調整が行われています。
視床下部には、自律神経や、成長に関わる多くのホルモンが関与しています。
セロトニンは
- 身体のリズム
- 精神の安定
- 睡眠
に深く関わっているホルモンです。
また、セロトニンは
- 腸に約90%
- 血液中に約5%
- 脳に約5%
あるといわれており、精神の安定や睡眠に影響を与えるのは主に脳に存在するセロトニンです。
幸せホルモンの働きには何がある?
次に、セロトニンはどのような働きがあるのかをまとめていきます。
セロトニンの働きはざっくり簡単にお伝えすると3つあります。
- 頭をスッキリさせる働き
- 心身を目覚めさせる働き
- 自律神経を整える働き
セロトニンが正常に分泌され、活動していると、心身ともに安定した状態になります。
また、心身ともに安定すると姿勢が良くなり、若返り効果なども期待できます。
では、もう少し細かくみていきましょう。
覚醒作用
セロトニンは寝ている間は分泌が抑制され、朝に近づくにつれて少しずつ分泌量が増加してきます。
太陽の光を浴びると、セロトニンにより神経が刺激され、セロトニンの分泌が促されます。
そうすると、セロトニンの効果で血圧や呼吸など目覚めに必要な要素が活動的になるので、目が覚めてくるということです。
心身のバランスを保つ
仕事していても集中できない。些細なことでイライラしてしまう。
など負の気分を解消し、心身のバランスを保ちます。
セロトニンを増やすことで精神的な安定を得ることができます。
自律神経の働きを整える
セロトニンは主に活動しているときに働く交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経の切り替えをスムーズにする働きがあります。
二つの自律神経がスムーズに働くことで、バランスの調整が可能となります。
痛みを緩和する
痛みは痛覚とも表現されますが、痛みを感じた後に脳に指令がいくことで触れたものや感じたものが実際に痛みという感覚や感情として現れます。
セロトニンは大脳皮質に痛みを伝達する痛みの伝達回路を抑制する働きがあるため、セロトニンが活動している間は痛みが和らぐことに繋がります。
逆にセロトニンの分泌量が少なくなるとそこまで痛みがある状態でなくとも、脳に痛いという信号が送られ、痛みを感じやすくなってしまいます。
姿勢改善
セロトニンは運動神経を刺激する作用を持ちます。
姿勢を保つための筋肉の活動が促され、全身の筋肉が刺激を受けて、姿勢が良くなります。
猫背や、ストレートネックの方はセロトニンの分泌が低下してしまう可能性があるので注意が必要です。
睡眠と深い関係がある
セロトニンは睡眠と深い関係があります。
基本的には、セロトニンは朝起きたときから分泌を開始し、日が沈む夕方まで分泌し続けます。
日中に分泌しているセロトニンは、日が沈み夜になると睡眠ホルモンともいわれる*メラトニンへと変化します。
だいたい夜12時を過ぎたあたりから徐々にとメラトニンの分泌量が減り、太陽が出てくる朝になるとメラトニンの分泌が止まり、セロトニンの分泌が開始します。
セロトニンの分泌が必要量出ていると、問題なくメラトニンもスムーズに生成され、質の良い睡眠を行うことが可能です。
日中はセロトニンを活性化→夜はメラトニンを減少させない生活を心がけることが、より質の高い睡眠につながります。
*メラトニン
睡眠ホルモンとも呼ばれ、入眠を促す作用があります。
メラトニンは、パソコンやスマートフォンなどの電子機器から出るブルーライトの光によって減少してしまいます。
最近では、寝る1時間前には電子機器を手放すようにしようなどの案内を多く目にしますが、その理由のひとつに、メラトニンの作用を妨げてしまうという原因が挙げられます。
夜寝る前には脱電子機器を意識し、パソコンやスマートフォンを見るのは就寝1時間前までにしてみてはいかがでしょうか?
どうすれば幸せホルモンが分泌できる?
セロトニンの分泌を促すには方法がいくつかあります。
今回は日常的にも取り入れやすい方法4つをご紹介していきます。
背伸びをする
前述したように、セロトニンは朝起きた時から活動を始めます。
セロトニンが活動を始める起床時に、背伸びをするとセロトニンの活動を高めることができます。
その大きな理由として背伸びをすることで、背骨に付着している脊柱起立筋という筋肉が活動します。
脊柱起立筋の活動を促すことで、セロトニンの活性化につながるという研究結果もあり、活動開始のタイミングで背伸びをし、脊柱起立筋を活動させることで、セロトニンの分泌を促すことが可能となります。
太陽の光を浴びる
最も良いタイミングは背伸びのタイミングと同様に起床時です。
セロトニンが活動を始める朝に太陽の光を浴びることで、セロトニンの活動を促すことが可能です。
起床時にカーテンを開け、太陽の光を部屋に取り込むだけでも効果があります。
また、時間としては一日30分を目安に太陽の光を浴びるよう意識しましょう。
朝日を浴びながら、ウォーキングを行うことも効果的です。
リズム運動
一定の動きを一定のリズムで行う行うリズム運動は、セロトニンの分泌を促します。
特にウォーキングなどの一定のリズムで筋肉の縮めたり、伸ばしたりする運動を繰り返すとセロトニンが放出されやすいといわれています。
リズミカルに一定のペースを保ち歩くことが効果的です。
青魚を食べる
セロトニンを分泌するために青魚を積極的に摂ることが効果的です。
サバ、アジ、サンマなどの青魚はセロトニンの分泌を促す作用があります。
青魚はたんぱく質量が多いだけでなく、オメガ3系の油も豊富です。
オメガ3系は身体に良い油といわれており、青魚を摂取することでたんぱく質を摂取できるだけでなく、身体にとって良い油も同時に摂取することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
幸せというものは感情ですが、感情はコントロールできるものです。
幸せホルモンであるセロトニンを多く分泌し、心身ともに幸せになりましょう!
今回、ご紹介したセロトニンの分泌方法は、今から、誰でも簡単に実践できる内容となっております。是非、日々の生活に取り入れ、セロトニンを活性化してみてはいかがでしょうか?
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所属の健康運動指導士トレーナー竹村です。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
運動を行う上での効果やポイント、身体についての知識など、運動に関わる様々な情報を発信していきます。