汗をかくことは悪いこと?汗をかくことでのメリットは沢山!これからの時期に必要な【汗】について徹底解説

気温も高くなり、暑い日が増えてきましたね。
そんな中で暑くなると「汗をかく機会」が自然と増加します。
ですが、この記事を読んでいる方の中には
- 汗はかきたくない
- なんだか汗をかくのは恥ずかしい
- 人より汗をかいてしまうのが嫌
など汗に対してマイナスなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
ですが、実は汗は悪いものではなく、反対に汗をかくことでのメリットは沢山あります。
そこで今回は【汗をかくことでどのような効果があるのか】など汗をかくことでの良いことをまとめてお伝えしていきます。
汗に対してマイナスなイメージを持っているという方は特に!最後までご覧ください!
▼この記事を読んで欲しい方
- 汗に対してマイナスなイメージを持っている方
- 汗をかくメリットを知りたい方
- 汗を普段あまりかかない方
- 汗をかけるような体質になりたい方
- どの程度汗をかくことが理想かを知りたい方
- 普段から汗を沢山かく方
- 汗がそもそもどのようなものなのかがわからない方
- 汗を上手くかけないことでの悪影響を知りたい方
- 汗をかける身体を手に入れたい方
▼この記事を読んで分かること
- 汗とはどのようなものなのか?
- 汗をかくことのメリットについて
- 汗を上手くかけないことでのデメリットについて
- 理想的な一日の発汗量はどの程度か
- 汗をかきやすくする習慣・生活法をご紹介
- 汗をかきづらい主な理由とは?
汗とはどのようなもの?
汗をかくことは、健康や身体の機能にとって非常に重要です。以下に、「汗が身体にとってどのようなものか」「汗をかくメリット・デメリット」「かいたほうがいいのか?」について詳しく解説します。
汗の基本情報
汗は、汗腺(かんせん)と呼ばれる皮膚の組織から分泌される液体で、主に水分・塩分(ナトリウム)・電解質を含んでいます。
汗腺の種類
エクリン汗腺:全身に分布。体温調節のために汗を出す(主に水と塩分)。
アポクリン汗腺:わきの下や陰部に多い。においの元になるタンパク質や脂質を含む。
汗をかくことの主な役割とメリット
1. 体温調節
汗が蒸発するときに気化熱を奪い、体を冷やす。
発熱や運動時のオーバーヒート防止になる。
2. デトックス(※所説あり)
ごく少量ではあるが、老廃物や重金属を排出するという報告もある(科学的には賛否両論)。
主に腎臓や肝臓の働きがデトックスを担うが、補助的な役割を果たす可能性あり。
3. 皮膚の保護と保湿
汗は皮脂と混ざって皮膚のバリア機能を作る。
適度な汗は皮膚を乾燥や雑菌から守る。
4. 自律神経の調整
汗をかくことで交感神経が刺激され、自律神経のバランスが整いやすくなる。
運動やサウナでの発汗はストレス解消にもつながる。
汗をかきすぎる・かけないことのデメリット
汗をかきすぎると…
脱水症状、ミネラル不足(特にナトリウム)になることがある。
汗疹(あせも)や皮膚のかゆみ、かぶれの原因にもなる。
汗をかけないと…
体温調節がうまくできない→ 熱中症リスクが高くなる。
代謝が低下し、体が冷えやすくなる(冷え性など)。
運動時にパフォーマンス低下の原因になる。
汗は「かいたほうがいい」のか?
結論:適度に汗をかくことは身体にとって非常に良いです。
理想的な汗のかき方
運動による発汗(ウォーキング、軽いジョギングなど)
サウナや半身浴でのゆったりとした発汗
エアコンに頼りすぎない生活(自然な体温調節能力を維持)
ただし、常に大量の汗をかいている、あるいは全く汗をかけない場合は、
多汗症や無汗症
甲状腺や自律神経の病気
などの可能性もあるため、医師に相談することが大切です。
項目 | 内容 |
---|---|
主な役割 | 体温調節、皮膚保護、軽度の老廃物排出 |
かくメリット | 代謝促進、ストレス軽減、免疫力向上 |
注意点 | 脱水・ミネラル不足に注意、汗疹対策も大事 |
汗をかくべきか? | かくべきである。特に運動や入浴などで「適度に」かくのがベスト |
理想的な1日の発汗量の目安とは?
「理想的な1日の発汗量」は人によって異なりますが、健康的な状態であれば以下のような目安があります。
状況 | 発汗量の目安 |
---|---|
安静時(室内での生活) | 約500〜800ml程度 |
軽い活動(通勤・家事など) | 約1,000ml程度(1リットル) |
激しい運動・夏場 | 2〜3リットル以上も普通 |
サウナ・長風呂など | 一時的に1〜2リットル出ることも |
つまり、特に意識せず日常生活を送っていても、500〜1000ml程度の汗は自然にかいているのが健康的な状態であると言えます。
理想とされる発汗の「質」も大事!
ただし、「汗の量」だけでなく、「どういう状況で」「どんな汗をかいているか」も重要です。
◎理想的な汗の特徴
サラサラしている(臭くない・ベタつかない)
運動や入浴などで適度に出る
暑いときにしっかりかける
寒いとき・緊張しているときに必要以上に出ない
✖よくない汗の例
常にベタベタ(ミネラルが多く失われている)
ほとんど出ない(汗腺が休眠している)
においが強い(アポクリン汗腺の活性化や代謝不良)
発汗量チェックの目安
方法
朝、体重を測る → 運動や入浴の前後で体重を再計測
1kgの体重減少 ≒ 約1リットルの発汗と考えられます
例:運動前後で体重が0.5kg減っていた → 約500mlの汗をかいたと推定できる
理想的な発汗サイクル
タイミング | 発汗の目安・状態 |
---|---|
朝 | 軽く動いたり温かい飲み物でじんわり汗を |
日中 | 通勤・活動中にじわっと自然にかく |
入浴や運動時 | しっかり発汗できると◎ |
就寝中 | 軽く汗ばむ程度は正常(寝汗が多すぎるのはNG) |
補足:あまり汗をかかない人へ
「汗をほとんどかかない=悪い」とは限りません。体温調整がうまくできていて、涼しい環境で過ごしている場合、自然なことです。
ただし、以下に当てはまる場合は注意が必要です
暑いのに汗が出ない
運動しても全く汗が出ない
めまいやのぼせを感じやすい
→ 無汗症・発汗障害・自律神経失調症などの可能性があるため、医師に相談をおすすめします。
★まとめ
理想の発汗量(健康な人)
安静時:約500〜800ml/日
日常生活+軽い活動:約1000ml前後
運動や夏場は2L以上もあり得る
発汗の「量」だけでなく「質」や「タイミング」も重要
適度に汗をかいて、失った水分・ミネラルはしっかり補うことが健康維持のカギ!
汗をかきやすくする習慣・生活法をご紹介
汗をかきやすくする習慣は、「汗腺の機能を活性化し、体温調節機能を整える」ことがポイントです。現代人は冷暖房の効いた環境に慣れすぎて、汗をかきにくい体質になっていることが多いです。以下に、汗をかきやすくする具体的な習慣を紹介します。
①運動習慣をつける(週3回以上が目安)
おすすめの運動
ウォーキング(早歩きで30分)
軽いジョギング
ヨガ・ストレッチ
自転車こぎ(室内バイクなどでもOK)
汗腺が活発になると、次第に汗をかきやすくなります。継続が重要です。
②湯船につかる(シャワーだけで済ませない)
38~40℃のぬるめのお湯に15~20分程度つかる。
毎日できない場合は週2~3回でも効果あり。
半身浴や足湯もおすすめ(のぼせにくく、じんわり発汗を促す)。
体を芯から温めることで、汗腺が刺激されます。
③サウナや岩盤浴を活用する
サウナ→水風呂→外気浴のセット(いわゆる「ととのう」)を取り入れる。
サウナが苦手なら、岩盤浴やスチームサウナなどでもOK。
ただし、無理に長時間入るのはNG。水分補給をしっかりと。
④冷たい飲食物を減らす
冷たいジュース、アイス、氷入りの飲み物などは内臓を冷やし、汗をかきにくくします。
常温~ぬるめの水や白湯、温かいスープなどを選ぶようにする。
⑤暖かい服装・重ね着で「軽く汗ばむ」習慣をつくる
冷房が強い環境でも腹巻きやカーディガンなどで冷えを防ぐ。
冬場も家の中で厚着して軽く動く習慣をつける。
汗腺が休眠しないよう、少しの「熱」を感じる習慣が大切です。
⑥汗をかきやすい食事をとる
辛味・香辛料:唐辛子、しょうが、にんにくなど(交感神経を刺激)
発汗を促す食材:たまねぎ、にら、根菜類、発酵食品(代謝アップ)
温かい飲み物・スープ類:味噌汁、生姜湯、ハーブティーなど
★注意点
注意すること | 理由 |
---|---|
水分・ミネラルの補給 | 発汗量が増えると脱水になりやすい |
無理をしない | 汗がかけない体質の人は徐々に慣らすこと |
多汗が気になる場合は医師相談 | 多汗症や自律神経の乱れの可能性あり |
まとめ:汗をかきやすくなるコツ
習慣 | 内容 |
---|---|
運動 | 軽めでもよいので継続がカギ |
入浴 | 湯船につかって体を温める |
食事 | 温かく、辛味や代謝アップ食材をとる |
暮らし方 | 冷えを防ぎ、自然な体温調整を取り戻す |
汗をかきづらい主な理由とは?
汗をかかない(またはかきにくい)体質は、現代のライフスタイルや体の機能低下が原因であることが多く、汗腺の「休眠状態」や自律神経の乱れ、代謝の低下などが関係しています。
以下に、「汗をかかない体質」を改善するための具体的な方法を、原因別に整理して紹介します。
汗をかかない主な原因
汗腺の機能低下(未使用による“なまり”)
自律神経の乱れ
代謝の低下(運動不足・加齢)
体の冷え(内臓冷え・慢性的な冷え性)
栄養不足・水分不足
病気や薬の影響(無汗症・皮膚病・神経系の障害など)※重度は医師に相談
汗をかかない体質を改善する方法【総合的アプローチ】
①毎日の軽い運動から始める(汗腺トレーニング)
ウォーキング(30分)・ストレッチ・ラジオ体操
筋肉量が少ない人ほど、汗をかきにくい傾向がある
まずは「じんわり体が温まる」程度でOK。無理に汗をかこうとしなくてよい
🔹コツ:朝か昼に軽く動くと、自律神経も整いやすくなる
②汗腺を目覚めさせる入浴法
入浴法 | 方法 |
---|---|
半身浴 | 38〜40℃のお湯にみぞおちまで15〜20分つかる |
足湯 | 足だけお湯に入れて読書やスマホ時間を活用 |
温冷交代浴 | 湯船→冷シャワーを数回交互に(血流・神経刺激) |
▶「汗が出ない…」と感じても、毎日続けるうちに徐々に出てくるようになります(個人差あり)。
③食生活で代謝を上げる
しょうが・にんにく・ネギ・唐辛子(体を温め、血行を促進)
発酵食品(味噌・納豆・キムチ)
タンパク質をしっかりとる(筋肉量維持・代謝維持)
冷たい飲み物やスイーツは控える(内臓の冷えを防ぐ)
④自律神経を整える生活習慣
習慣 | 内容 |
---|---|
朝日を浴びる | 体内時計が整い、自律神経がリセットされる |
寝る前のスマホ控えめ | ブルーライトが交感神経を刺激 |
呼吸・瞑想・腹式呼吸 | リラックス効果で副交感神経が活性化 |
規則正しい生活 | 毎日のリズムが乱れると汗腺も反応しづらくなる |
⑤水分補給を習慣化
水を「こまめに・少しずつ」飲む
カフェイン飲料・冷たい飲み物の摂りすぎに注意
1日1.5〜2リットルが目安(季節や活動量によって調整)
水分が足りないと汗をかくための「材料」が不足し、体が汗を出さないようにブロックしてしまうことも。
⑥体質改善に役立つ漢方・サポート法(補助的)
漢方薬:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・当帰芍薬散など(冷え・血行不良体質向け)
鍼灸、整体、温灸などの東洋医学アプローチも有効なケースあり
医師・薬剤師に相談しながら使うのがおすすめ
改善の目安と注意点
汗腺は2週間〜1ヶ月程度で活性化することが多い
すぐに効果が出なくても、あきらめずに「体を温めて動かす」習慣を継続する
一切汗が出ない・極端に少ない場合は医師に相談(無汗症や神経障害の可能性あり)
まとめ:汗をかける体をつくるには?
改善法 | 具体例 |
---|---|
毎日動く | ウォーキング、体操、ストレッチなど |
温める | 入浴・足湯・サウナ・温かい食事 |
食生活 | 代謝を上げる食材、冷たい物を控える |
習慣 | 自律神経を整える生活・水分補給 |
補助 | 漢方・鍼灸・整体などの利用 |
体をゆっくりと温め、日々の生活の中で「汗を出せる環境」を少しずつ整えることが改善への第一歩です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は:汗をかくことでのメリットは沢山!これからの時期に必要な【汗】について徹底解説
という題で皆様に「汗」についてお伝えをして参りました。
汗を聞くとあまりイメージがなかったかもしれませんが、今回ご紹介したように汗はかくことで身体にとっていい影響が沢山あります。
今回の内容を読んで皆様の中で「汗」が良いイメージに変わっていたら嬉しいです。
気温が高くなってきたので、外を歩くだけでも汗をかく季節になってきましたが、せっかく汗をかくなら【運動】をしてきれいな気持ちいい汗を一緒にかきませんか?
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所属の健康運動指導士トレーナー竹村です。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
運動を行う上での効果やポイント、身体についての知識など、運動に関わる様々な情報を発信していきます。
