繰り返すぎっくり腰を防ぐ!原因・メカニズム・再発防止のための工夫をご紹介|スマートウェイ
突然、腰に激しい痛みが走る「ぎっくり腰」。
一度経験すると、次はいつ起こるかと不安になりますよね。しかも、ぎっくり腰は一度起きると繰り返すことが多いのが特徴です。
本コラムでは、ぎっくり腰の状態や原因、なぜ繰り返すのか、そしてもう繰り返さないためにできる工夫まで、初心者でもわかるように丁寧に解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
1. そもそもぎっくり腰とは?

ぎっくり腰とは、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれます。
特徴は、突然の激しい腰の痛みで、重いものを持ったときだけでなく、くしゃみや体をひねったとき、ちょっとした動作でも起こります。
主な症状
突然の腰痛で動けなくなる
前かがみや反らす動作ができない
痛みのために立ったり座ったりがつらい
腰だけでなく、お尻や太ももまで痛むこともある
ぎっくり腰の痛みは「腰の筋肉や靭帯の損傷」によることが多く、場合によっては椎間板や関節の炎症が関わることもあります。
ぎっくり腰は軽度~重度までさまざま
軽度:痛みはあるが歩ける、日常生活は可能
中度:歩行や動作が制限される
重度:立つことも座ることも困難で、安静が必要
痛みの強さだけでなく、再発しやすさがぎっくり腰の特徴です。
2. なぜぎっくり腰になるのか?

ぎっくり腰の原因は一つではなく、複数の要因が絡んで起こります。
日常でよくある原因を以下にまとめました。
① 筋力の低下
特に腹筋や背筋、腰回りのインナーマッスルが弱いと、腰に負担が集中します。
腰の筋肉が疲労している状態で急に動作すると、ぎっくり腰になりやすいです。
② 筋肉や関節の柔軟性不足
ハムストリングスやお尻の筋肉が硬いと、腰に負担がかかります。
腰自体は柔らかくても、周囲の筋肉が硬ければ動作中に腰にストレスが集中します。
③ 日常の姿勢の悪さ
猫背や前傾姿勢
反り腰
長時間の座り姿勢
こうした姿勢は、腰の一部に負荷をかけ続けるため、ぎっくり腰のリスクを高めます。
④ 重いものを持つ・不意な動作
荷物を持ち上げる
くしゃみや咳
洗濯物を取り込むときの前かがみ
突然の動作で腰の筋肉や靭帯が損傷し、ぎっくり腰になります。
⑤ 疲労やストレス
体が疲れているとき、筋肉が硬直してぎっくり腰になりやすいです。
心理的ストレスも筋肉の緊張を増やすため、発症リスクが高まります。
3. なぜぎっくり腰は繰り返すのか?

ぎっくり腰は、一度経験すると再発しやすい傾向があります。
その理由をわかりやすく解説します。
① 筋力・柔軟性が戻っていない
ぎっくり腰の痛みが収まっても、腰周りの筋肉が十分に回復していないと、再び負荷がかかったときに腰が悲鳴をあげます。
② 悪い姿勢のクセ
日常の姿勢や歩き方のクセが戻ると、腰に偏った負担がかかり、再発しやすくなります。
③ 不十分なセルフケア
ストレッチ不足
筋力トレーニング不足
体重管理ができていない
こうした要素が重なると、ぎっくり腰が繰り返されます。
④ 加齢や生活習慣
年齢を重ねると筋肉量が減り、柔軟性も低下します。
運動不足やデスクワークが多い現代人では、腰への負担が慢性的に増え、再発リスクが高まります。
4. 繰り返さないための工夫

ぎっくり腰を繰り返さないためには、予防・ケア・生活習慣の改善が重要です。
① 腰のインナーマッスルを鍛える
腹横筋・多裂筋などのインナーマッスルを鍛えると、腰への負担が減ります。
初心者向けエクササイズ例:
ドローイン:仰向けで膝を立て、お腹をへこませて息を吐く
ブリッジ:仰向けで膝を立てて腰を上げる
どちらも5〜10回×2セットから始められます。
② 筋肉の柔軟性を高める
ハムストリングス、お尻、腰回りのストレッチを日常に取り入れる
20〜30秒を目安に、無理せずゆっくり伸ばす
③ 正しい姿勢を意識する
立つとき:骨盤を立て、膝を軽く伸ばす
座るとき:腰を丸めない、背もたれに浅くもたれない
歩くとき:膝を軽く伸ばす意識、かかとから着地
④ 日常動作の工夫
重いものは膝を曲げて持ち上げる
前かがみの作業は膝を曲げて腰に負担をかけない
同じ姿勢を長く続けない
⑤ 生活習慣の改善
適度な運動(ウォーキング・筋トレ)
体重管理
睡眠・ストレス管理
疲労やストレスは腰の筋肉を硬くし、ぎっくり腰を招く大きな要因です。
5. ぎっくり腰が起きてしまったときの対処法

もしぎっくり腰になった場合、無理に動くと悪化することがあります。
◆ 安静と冷却
痛みの強い最初の24時間は安静
腰を冷やすことで炎症を抑える
◆ 痛みが落ち着いたら温める
数日後は腰を温めて血流を促進
軽いストレッチや歩行で筋肉を柔らかくする
◆ 痛みが強い場合は専門家へ相談
痛みが長引く
足にしびれや力が入らない
何度も再発している
こうした場合は、整形外科や整体・フィットネス専門家の指導を受けるのが安全です。
6. まとめ
ぎっくり腰は誰でも起こる可能性がありますが、繰り返す理由には筋力不足や柔軟性不足、姿勢のクセ、生活習慣が関係しています。
繰り返さないためのポイント
腰のインナーマッスルを鍛える
ハムストリングスやお尻の柔軟性を保つ
正しい姿勢と歩き方を意識する
日常動作で腰に負担をかけない
適度な運動と生活習慣の改善
これらを習慣化することで、ぎっくり腰の再発リスクは大幅に下がります。
一度起こした腰でも、正しいケアと予防で元気な腰を取り戻せます。
ぎっくり腰にお悩みの方はスマートウェイへ

ぎっくり腰は気を付けていても不意になってしまうもの…。ですが、必要な筋肉をしっかり鍛えることで防ぐことができます。
いま自分の体はどこがうまく使えていないのか?どこの筋肉が弱くてどこが過剰に使われているのか?などはなかなか自分で判断することは難しいですよね。
スマートウェイは一人ひとりに合わせたメニューをご用意しております。いまの体の状態と姿勢をチェックし、あなたに必要なトレーニングやストレッチをトレーナーと一緒に行っていきます。
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スマートウェイ運営事務局で広報を担当している佐藤です。
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