あなたの選んでいるお醤油は大丈夫?お醤油にも種類があることをご存じですか?
日本人の食卓にはかかせない醤油は煮物やお刺身など、ほとんどの日本食で使われているくらいなじみのある調味料ですね。
醤油には丸大豆だけで作られていないのはご存じでしょうか。原材料を確認すると、大豆と脱脂加工大豆と記載されているものがあるのです。
この記事を読んで、醤油を購入するときはぜひ確認してみてくださいね。
醤油とは?
醤油の原材料は大豆・小麦・食塩の3つから作られています。
大豆を蒸して小麦を炒め、混ぜて麹をつけました。
麹が繁殖した後塩水をまぜて2~3年かけて寝かせ、その後に絞り殺菌作用で火入れをして完成させていました。
伝統手法は、醤油を作るのにたっぷりと時間をかけて作っていたのです。
現在安く売られている醤油は、大量生産ができることや製法や材料が昔とは違うのです。
そして安く売られている醤油は、脱脂加工大豆・アミノ酸液・小麦・食塩・糖類(砂糖・ぶどう糖果糖液糖)カラメル色素・甘味料(甘草、ステビア、サッカリンNa)・保存料などが含まれている可能性もあります。
原材料を確認してみましょう。添加物が多く入っているのがわかるかと思います。
醤油にも種類がある
醤油の原料として「丸大豆」と「脱脂加工大豆」の2種類があります。
大豆からの醤油は?!
原材料を確認すると大豆(〇〇産)小麦(〇〇産)食塩とシンプルに記載されているかと思います。
よく洗って蒸した大豆と言って小麦粉に「麹菌」をまぶしたものを「醤油麹」と呼ばれます。
この醤油麹に塩水をまぜたものを寝かせていきます。
発酵・熟成させることで、おいしいお醤油になります。
最後に、殺菌や良い香りを引き出すために「火入れ」をして出来上がりです。
〇〇産も確認することです。海外産は遺伝子組み換え食品の可能性もあるからです。
脱脂加工大豆からの醤油は?!
脱脂加工大豆とは、大豆油の搾りかすのことです。
n-ヘキサン(ノルマヘキサン)という有機溶剤で油を抽出したあとの搾りカスで醤油を作ります。
これが、脱脂加工大豆から作られている醤油です。ヘキサンは石油系の物質で、人体には有害です。
ですが、基本は溶剤が残っていないことが前提で作られてはいます。
うまみが抜けてしまうので、こちらの醤油にはそのほかに化学調味料や甘味料・保存料・酸味料などの添加物で美味しく仕上げているのです。
また、脱脂加工大豆から作られている醤油は長期発酵ができないので加熱処理で3か月程度で醸造されると言われており、発がん性があるといわれているカラメル色素で色の調整もしているそう。
さらに丸大豆醤油より手間をかけないでできあがることもあり、丸大豆から作られている醤油より安い価格で手に入りやすいのです。
原材料表示を確認しよう
原料として使用されている大豆はアメリカ産などの外国産のものが多く、遺伝子組み換え大豆なども使用されて醤油を作っています。
大手メーカになると大豆も小麦も外国産を使用している可能性も…。
遺伝子組み換え食品とは作物などに他の細胞から抽出した遺伝子を組み合え、新たな性質を持たせる手法のことで、遺伝子組み換え食品は発がん性があるとの指摘もされています。
スーパーなどに買い物に行った際は、原材料の確認をしてから買い物かごに入れましょう。
原材料の確認をする習慣を付けることで体に大丈夫なもの、よくないものを見分ける力がついてくる可能性も。
良い醤油の見つけ方とは?
選ぶべき醤油は、伝統手法で2年~3年寝かせたもの。
無農薬・有機大豆にこだわって作った醤油がベストです。
このような醤油は、香りも違い、少量でも豊かな風味も得られます。
原材料を確認しても、色々な添加物を入れて味付けをしているものではなく「大豆」「小麦(または米)」「食塩」とシンプルに表記されているものを選びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私たち日本人の食卓に欠かせない「お醤油」。大豆と脱脂加工大豆の2種類で作られているとは驚きでしたね。
そして、大豆から作られた醤油と、脱脂加工大豆から作られている醤油は微妙に味も香りも違うのです。見かけたとき食べ比べしてみるのはいかがでしょうか。
美味しいお醤油は香りがいいので、少量でも美味しくお食事がとれるメリットもあり、結果、調味料などの節約にもつながるのです。ぜひ、お試しください。
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