グラスフェッドビーフって何?トレンドを先取りしよう!
健康志向の方やアスリートの中でも特に注目されているグラスフェッドビーフは、2023年7月11日に北海道でも飼育中とNHK北海道で特集がされていました。
もしかしたら、今後流行する可能性があるグラスフェッドビーフを今回は、流行前にご紹介します!
赤身肉は健康リスク大の食材?!
牛肉などの赤身肉はこれまでの研究で健康リスク、特に心臓病のリスク要因の1つとして考えられてきました。
アメリカにおけるこれまでの研究で、赤身肉に含まれる飽和脂肪酸の摂取と心臓病の発症に関連性があると報告があったためです。
しかし、これまでに報告されてきた栄養学的調査研究では赤身肉の中にベーコンやソーセージなどの加工肉も含まれていました。
赤身肉の心臓病リスクはステーキなどの生で作られた肉からではなく、加工肉に含まれている食品添加物や化学物質がリスク要因ではないかと研究報告があったのです。
赤身肉の違い?牧草牛と穀物牛について
牛肉には、牧草で育った牛肉(グラスフェッドビーフ)と穀物で育った牛肉(グレインフェッドビーフ)があります。
グラスフェッドビーフは放飼で牧草を食べているので、牧草牛の肉は牧草の質の栄養で成長します。
牛肉中の脂肪の割合やオメガ3脂肪酸の含有量は牧草中のオメガ3脂肪酸※1を豊富に含むエゴマなどの牧草の質に反映されているのです。
また、グレインフェッドビーフは穀物を餌としているので穀物が栄養となり成長します。
短期間で牛を大きく育てまた脂身が多く霜降りにするために、カロリーが高いトウモロコシなどのエサを与えて育てます。
穀物に含まれているオメガ6脂肪酸※2の代謝産物であるアラキドン酸などの脂質が心臓病のリスクにつながっている説があるのです。
※1:オメガ3脂肪酸…青魚や亜麻仁油、エゴマ油などに含まれています。脳を活性化させる他、脳卒中や認知症予防、アレルギー抑制作用の効果も期待できます。
※2:オメガ6脂肪酸…サラダ油、大豆油、ゴマ油、ひまわり油などに含まれています。ジャンクフードなど油を多く使用した料理に多いです。
過剰に摂ることで、アレルギーを引き起こしたり高血圧や動脈硬化などのリスクも高まります。
ですが、必須脂肪酸なので少なすぎも体にはよくありませんが、現代人は摂りすぎが指摘されています。
こちらは、グレインフェッドビーフに含まれているのです。
グラスフェッドビーフを知ろう
グラスフェッドビーフは牧草のみを食べて育つので、脂肪が少なく赤身が多い肉質が特徴です。
赤身が多く、高タンパク・低カロリーであるのが特徴でアスリートの方も注目しているお肉です。
グレインフェッドビーフと比べて、人間の体内で作れない不飽和脂肪酸や牧草由来のβ-カロテンも多いのが特徴です。
脂身が少ないため胃もたれしにくく、良質なタンパク質を多く摂取できるお肉なのです。
生産が盛んな地域
現在のグラスフェッドビーフの生産をしている国です。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- 南米
など…
広大な牧草地帯がある地域での生産が盛んです。
そして、現在は北海道でも生産中ですね。
組み合わせで健康効果UP
適量のグラスフェッドビーフと地中海料理との組み合わせは、LDLコレステロールを安定させ、心臓病の発症リスクを下げる効果があると報告があるのです。
ただし、1日71gまでにするのが効果的。
日本人は食事内容が欧米化して糖尿病、肥満、メタボリック症候群が増加傾向にありますが、赤身肉と健康食と言われている日本食や地中海食との組み合わせで健康を維持できる可能性も。
ぜひこの機会に食事の見直しをしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょか。
お肉もエサや育て方により栄養価が違うことがわかりましたね。
今現在は、なかなか手に入らないグラスフェッドビーフですが、日本でも注目されてきていますので、そろそろ私たちの手元に来る時期も近いかもしれないですね。
その日も近いかもしれないので楽しみですね。
質のいい食事で健康に過ごせることも大切ですが、運動と併せることで健康維持にも理想の体型にも。
健康維持や理想の体型を目指すために、スマートチェーンで運動しませんか。